慰謝料に関するQ&A
慰謝料に関するQ&A
Q慰謝料ってなに?
A
慰謝料とは,交通事故の被害者などが請求できる損害項目のうちのひとつで,精神的苦痛などの非財産的損害に対して支払われるものです。
交通事故にあった場合の慰謝料については,実務上,①傷害慰謝料,②後遺障害慰謝料,③死亡慰謝料といった区分があります。
Q慰謝料額が適切か知りたい場合はどうすればいいの?
A
お気軽に弁護士法人心にご連絡ください!
弁護士法人心では,損害賠償額(示談金)無料診断サービスを提供しています。
交通事故に精通した弁護士が,具体的な事故状況やお怪我の内容についてお伺いした上で,保険会社から提示された慰謝料などの賠償金額が適切か無料で診断します。
Q慰謝料が通常よりも増額される事情って何?
A
慰謝料が通常よりも増額される要素になるもには以下のようなものがあるとされています(平成17年版赤本下巻27頁から49頁参照)。
1 事故態様・加害者の重大な過失
2 加害者の事故後の態度
3 他の損害項目として算定困難な損害がある場合
慰謝料が適切かご不安な方は,お気軽に弁護士法人心までお問い合わせください。
Q傷害慰謝料額の目安はどのように決まるの?
A
慰謝料は,精神的苦痛などの非財産的損害に対して支払われるものです。
精神的苦痛を金銭にどのように換算するのだろうかと疑問に思われる方もいるかと思います。
精神的苦痛を金銭に換算することは大変難しいですが,慰謝料は適切かつ公平に支払われる必要があります。
そこで,裁判所などがどのように精神的苦痛を金銭に換算しているか見てみましょう。
裁判所は,これまで判断してきた多くの交通事故における慰謝料額を交通事故の態様ごとに類型化しそれを参考にしつつ個別事情なども勘案して慰謝料額を決定する傾向があります。
裁判所の判断を類型化しまとめた本として「赤本」「青本」と呼ばれている本が発行されています。
実務では,この「赤本」「青本」をもとに慰謝料の目安を考え,そこに個別の被害者の方の事情などを勘案した上で,適切な慰謝料額を検討することになります。
Q傷害慰謝料と後遺障害慰謝料は何が違うの?
A
傷害慰謝料は,受傷により,治療のために入院や通院を余儀なくされた期間を指標として支払われる慰謝料です。
他方で,後遺障害慰謝料は,後遺障害の程度を指標として支払われる慰謝料です。
つまり,両者は精神手苦痛に対する慰謝として支払われるという点では,共通していますが,傷害慰謝料は,症状固定に至るまでの入通院期間を指標とし金額が算定されるのに対し,後遺障害慰謝料は症状固定後の残存症状の程度を指標として金額が算定されるという点で違いがあります。